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次また屋根がずり落ちることがあったら、今度は自分の責任。プライドにかけて、丈夫な下地、ずれない軒付けをしなければ。
思えば差し茅やさげ葺きの現場が続いていたので、茅屋根を解体して下地直しから始めるのは久しぶりな気がする。屋根全体の下地を直すのは滅入る作業だが、今回はイレギュラーな部分葺き替え。しかも破損してグチャグチャな状態の下地。
狭い範囲で、直し甲斐のある下地。モチベーションを保つのには最高の条件。
今度こそ各部材をしっかり固定、緊結する。屋根面に凹凸が生じにくいよう、垂木に適宜かましものを加えてフラットな下地を作る。押し鉾の縄を回す場所に困らないよう、細かめに垂木や太い竹を入れる。
蹴り込んでもたわまない、昇り降りしてもずれない下地が出来上がった。これだけやってダメならもはやお手上げ。ここまでやれば後悔はなかろう。
連日の猛暑。例年なら暑さに喘いでいるところだが、一日のほとんどが日陰であるこのゾーンはかなり過ごしやすい。だからこうしてここだけ傷んだのだけれどな…と皮肉に思いつつ、大木の木陰に感謝。
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