2023/03/15
 屋根の仕上げ作業はなかなかしんどい。場所によって屋根を叩いたり引っ張り出したり、茅を差したり。毎日淡々と葺き上がってきた屋根の答え合わせ、採点を行なっているような時間。完成の見た目を左右するだけに、体力とともに大変な気を遣う作業である。

2023/03/01
 棟までもう少し……というところで悪天候。時間がもったいないので、本来は仕上げの最終工程にあたる軒刈りを、先行して行うことにした。

2023/02/23
 当たり前ではあるが、プレカットされた材木を組み立てるようにはいかないのが茅葺き。茅という自然材料はひとつとして同じものはなく、茅を載せる骨組みからして、たいていは雑木と竹で組み立てられた大まかな下地。

2023/02/07
 年度末、誰もかれも忙しく、屋根葺きの職人を集めるのもなかなか難しい。自分は普段からひとりで屋根を葺いていることが多いからと割り切っていたが、一人では何かと困るだろうと、お施主さんが下手間を集めて下さっている。ありがたい今の仕事現場である。

2023/01/25
 出張先で降雪にたたられるのはつらい。そもそも冬の美山では仕事が出来ないと思って遠くまで来ているのに、やってきた先で雪景色を見るのは何とも・・・。そういえば昨年の今頃もそんな事態に陥っていたような。

2023/01/12
 今日は伏見稲荷大社の奉射祭。3年程前から参加させて頂いている、伏見稲荷大社はじめ近畿各所の寺社仏閣のしめ縄を製作するグループの、形式としては慰労祭。

2023/01/02
 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

2022/12/31
 ぶんな立ち上げ以降、最高に仕事に追われた一年が終わろうとしている。時間は間に合うか、茅は足りるか、人手は集まるか・・・。神経をすり減らす毎日に、さらに重ねて飛び込んでくる仕事。

2022/12/12
 この時期常々ありがたいと思えることは、自分の住む集落周辺で茅刈り出来る環境があること。材料の確保という点だけでなく、ススキの群生地で穂がそろって風になびく様、陽光を照り返す様は本当に美しい。

2022/12/08
 今年中に予定していた大きな工事は終わり、あとは細かな修繕や応急処置などを残すのみとなった。雪が降るまであとわずか。今年はスタートが大幅に出遅れてしまったが、年中行事の茅刈りを開始した。

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