2025/01/20
 昨年終盤までの現場仕事で足腰をだいぶ痛めてしまい、さすがに屋根仕事をしばし控えることにした。幸い茅刈り、藁細工が忙しい時期でもあったし、無理して屋根仕事を詰め込むことはやめようと、この冬は割り切った。

2025/01/15
 画像は昨年末、茅刈り中のもの。年内予定していた全ての屋根工事を終えた後、引き続き大急ぎで取り掛かった茅刈りだったが、12月半ばの重たい初雪で、ほぼ全て押し倒されてしまった。

2024/12/09
 昨年まで初冬に通い続けた場所が、更地となった。中途半端に残された錆び付いたゲートが、余計に寒々しい光景を演出させる。

2024/11/27
 竹伐りのシーズン。茅葺き施工において竹という素材は出番が多い。最も多用する押し鉾(並べた茅を縫い留める細い竹)は、適した末落ちのない細い竹を見つけるのは難しく、また多量に必要なことから仕入れざるを得ないが、棟飾りに使うような太い竹はこの時期に近くへ伐りに行く。

2024/11/14
 今年もこの季節がやってきた、と、おそらく関わっている皆が感じているであろうしめ縄の製作期間。伏見稲荷大社をはじめ、各地の神社に奉納する大しめ縄を、普段はそれぞれの仕事をしている面々がこの期間だけ力を合わせ、ひとつひとつ手作りしていく。

2024/10/25
 どうにかギリギリ、次の予定の前に現場を終えることが出来た。一日が終わるごと、残された時間と作業量を再計算しながら、胃が縮む想いで進めてきたが、ようやく頭をカラッポにして眠れそうだ。

2024/10/21
 美山近郊に見られる茅葺き屋根の棟のタイプは"置き千木(ちぎ)"と言われる型。このタイプの棟のてっぺんには"ユキワリ"と呼ばれる横向きの木材がすえられる。

2024/10/07
 今回の現場は差し茅。家の屋根裏に刈り溜められた茅を使わせてもらい、屋根2面及びその他傷んだ箇所の修繕。応急処置ではない本格的な差し茅は久々かも知れない。葺き替えに比べ、差し茅はシート養生の手間も最低限で済むので、何となく気が楽でいい。

2024/09/05
 盆を過ぎ、台風を経て、幾分暑さが和らいだ。折しも長かった現場が終わりを迎え、屋根から降りての残り作業を片付けるのみとなり、余計に急に涼しくなったように感じる。

2024/06/25
 今年届いた茅は概ね質の良いものが多かった。同じ人が同じ土地で刈ったものでも、年によって品質が大きく変わるのが、茅という建築材料の特殊なところだ。

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